カメラをじっくりまったり楽しむブログ。オールドレンズ/フィルムカメラ/ミラーレス

2022/01/13

FOTOSFILM ISO400 24Exp を使ってみた話

event_note1/13/2022 editBy mizu

 ポップな見た目のフィルム「FOTOSFILM」の写りはいかに?

FOTOSFILM使ってみた

皆さんこんにちは、みず(@mizucamera_)です。少し遅くなりましたが2022年、今年始めの投稿です!ご覧いただきありがとうございます。今年もよろしくおねがいします(*´∀`*)
そんな今日のテーマは「FOTOSFILM ISO400 24Exp を使ってみた話」です。

このフィルムはカメラのキタムラさんで購入しました。見ためがまずポップで可愛くて。いわゆるパケ買いです。価格は1000円オーバーしてくる上に24枚しか撮れないので、わたしにとってはかなり高級です。でもこの独特ポップな箱を見たら、パケ買いしたい欲を抑えられなかった…!


フィルムの外観など


FOTOSFILMパトローネ外観

パッケージを開けた中身のデザインも黄色と黒でポップでかわいい。DXコードはついていない(自分で貼り付けてDXコードを付与できるシールとかも付いていませんでした)ので、DXコード対応カメラをお持ちの場合でも、自分自身でカメラにISO感度を設定してあげる必要があります。

撮影枚数が24枚と少なめなので、少しでもいろんな風景をこのフィルムで収めたいと思い、ハーフサイズカメラ(簡単に言うと、画質が半分になる代わりに倍の枚数撮れるカメラ)に入れて撮影しました。今回使用したカメラ:OLYMPUS PEN EEー3 、フィルムの現像およびデータ化:カメラはスズキ(カメスズ)さんの郵送現像でお願いしました。データ化の際にテイストオーダーは行っていないので、極端な色補正は無い素直なデータになっているんじゃないかと思います。

関連記事1:Olympus Pen EE-3を手に入れた!
関連記事2:カメラはスズキ(カメスズ)さんに郵送現像をお願いした話!

こちらのフィルム、ちょっとマニアックなフィルムも取り扱いがあってありがたいアサヌマネットショプ(楽天市場)さんにて在庫があるようです(2022年1月現在)。実店舗に探しには行けないけど気になる…って方は是非こちらから入手してみてくださいね。

フィルムの特徴と作例

キタムラさんに掲示されていたポップには黄色の発色が特徴的って書いてあった気がしたので、黄葉の季節に撮影してきました。ただ、結論からもうしますと、この特徴っていうかこのフィルムならではの特徴はよくわかんなかったです。。。すみません。読者の皆様だったら見出せるかもしれないので、作例を掲載してみますね。

FOTOSFILM作例 紅葉と青空

そこそこ鮮やか、そこそこコントラスト強め、かな? ちょっとアンダーめでも、緑被りっぽくならないで色再現されている感じはしました。

FOTOSFILM作例 透明感のある葉


FOTOSFILM作例 黄色とオレンジの落ち葉
FOTOSFILM作例 紅葉
FOTOSFILM作例 ウッドデッキと落ち葉
FOTOSFILM作例 水面に浮かぶ紅葉

天気があんまり良くない日に撮影した写真が多い&撮影に使ったPENのレンズは暗いこともあって、アンダー寄りの写真が多くなってしまったのですが、どちらかというとオーバーめ、若干ハイキー寄りに撮影した写真のほうが好みでした。次にもしもこのフィルムを試す機会があったら、露出を好みに細かく制御できるカメラを使って、若干オーバーめに撮ろうと思います。やっぱり1本だと試行錯誤できないから足りないな。

FOTOSFILM作例 緑と木
FOTOSFILM作例 落ち葉

そして、正直、正直なところ、黄色の発色の特徴はいまいちわからなかったです。まだまだ修行が足りません。同じ被写体を同じカメラで撮ったらもうちょっとピンとくるかもしれないのですが、粒状感の観点も、今回使ったのがハーフサイズなので単純に露光面積が小さくて画質が粗いだけ説もあるのでなんとも言えません…。

FOTOSFILM作例 落ち葉

ちなみに撮影枚数について、フィルム自体の目盛りの印字は25・25Aまでついていて、実際ハーフサイズカメラを使ってフィルム装填時のロスがなるべく少ないように気をつけて装填したところ0枚目の目盛りよりも前に撮影したものもちゃんと写っていたので、フルサイズ相当で29枚分(=ハーフサイズでシャッター58回分)撮影できていました。ラッキーな気分♪


フィルムを作っている会社について

このフィルム、メーカーがよくわからないんですよ、パッケージにもメーカー名っぽいのは書いて無くて、FOTOSFILMの文字だけ。で、現像済みのネガをよーくみてみたら、こんな感じでした。左上:Kodak ULTRAMAX400、右上:富士フィルム SUPERIA PREMIUM400、左下:今回のFOTOSFILM ISO400、右下:YAMA 宇宙の片隅 ISO400です。

それぞれのフィルムの印字
それぞれの現像済みフィルムの外観(見やすいように色補正してます)

どうですか?今回取り上げたFOTOSFILMフィルムの露光部分の上下を見た限り、以前記事にした宇宙の片隅とそっくりなんですよね、フィルムの上側に400-3って書いてあるところとか、これISO感度のことなのかな。フィルムの撮影枚数に対応するバーコード?もそっくり。これらの印字はKodakのにも似ています。っていうか富士フィルムのフィルムだけ独自路線カラフルデザインで、それ以外の3つは結構全体的に似ています。Kodakは他社名義のフィルムもOEM生産しているなんて噂を聞いたりしますが、これもそういうことなのかな?
・・・実はこれからレビュー記事化予定の上海申光牌(shanghi light)ってフィルムも、この画像下2つとそっくりな見た目をしていました。製造装置が一緒なのかなあ。

これだけ見た目が似ていると、違う名前のフィルムでもどう違うのかがわかんないですよね、例えばFOTOSFILMと宇宙の片隅だったら、感光層の成分だったり厚さだったりそういうものが違うのかな、顕微鏡とかで見て違いがわかる世界なのか、成分分析しないと違いがわかんない世界なのか、それともパッケージだけちが・・・・・・いつかこのあたり、調べてみたいところです。有識者の方いらっしゃいましたらご教示ください!

関連記事3:宇宙の片隅 ISO400 24EXPを使ってみたよ|YAMA FILM のカラーネガ!(生産終了品)

一般的なC-41現像のカラーネガフィルムは、現像する人や機械によって発色が大きく変わることは無いんじゃないかなとは思います。だからこそスキャンだったり写真を焼くときのテクニックや補正で色の雰囲気が変わってくるんでしょうね。フィルム撮り比べて楽しむためにも、自分で写真を焼くのは難しいにしても、フィルムスキャンできる体制を整えたいなあ。。。なんて思いました。

というわけでつたない記録ではありますが、そして途中からちょっと脱線しちゃいましたが、FOTOSFILM使ってみた記録でした。FOTOSFILMを店頭で見かけてちょっと気になっていたんだよなーって方や、なにか新しいフィルム使ってみたいなって方の何かの参考になれば幸いです。お読みいただきありがとうございました。