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2021/08/06

いろんなフィルムで空の青撮り比べ|Fujiflm PREMIUM400, Kodak ULTRAMAX400, GOLD200, ColorPlus200

空の青さを撮影したフィルムたち、比較。

みなさんこんにちは、みず(@mizucamera_)です。ご覧いただきありがとうございます!今回は、これまでに色々なフィルムカメラ・レンズで撮影し、色々な業者さんに現像・データ化をお願いしてきたデータを振り返ってみようと思います。

その中でも今回は「空の青」に注目してみました。

もともとフィルムカメラを始めたきっかけに、フィルムシミュレーションでシミュレーションしている色を知りたい・目指してみたい色を見つけたいことがありました。

これから掲載する写真たちは、撮影条件やカメラ、レンズも異なりますので、厳密な意味では「撮り比べ」とは言えないとも思っております。
本記事の趣旨は、フィルムカメラ撮影初心者が似たような被写体を撮影した結果を並べてにやにやするところを読んでくださる皆さんにシェアして、一緒に楽しんでもらえたらな!というところにあります。そして、特定のフィルムおよび現像業者さんを持ち上げたり批判したりする事は全く意図しておりません。

以上ご理解・共感いただける方はご覧ください(*' '*)
各写真の下側に、フィルムのパッケージ画像を貼り付けてみました。また、使用したカメラ・レンズの情報は各写真のすぐ下に記載しています。

■富士フィルム SUPERIA PREMIUM400

Fujifilm SUPERIA PREMIUM, 木
Nikon F3, Ai Nikkor 24mm F2.8

このフィルムは現像を「カメラのキタムラ」さんにお願いしました。実はわたしのフィルム一眼レフカメラデビューしたときの写真、ファーストロールからです。

Fujifilm SUPERIA PREMIUM,桜
Nikon F3, Ai Nikkor 24mm F2.8

初めてだったのもあり、ピントもあまあま、露出も若干オーバーになってしまっているのですが、受け止めてくれるフィルム、ありがたい。なんだか透明感のある2枚になりました。グラデーションもきれいだなあ。これが富士フィルムの出す「記憶色」っていうやつなのでしょうか。

そうそう、まだ夏らしい景色を写したフィルムたちは手元にいるので、今回掲載している写真の被写体は春全開のものばかりです。笑

フィルム:35mm ネガ、ISO感度:400、きめ細かく美しい高感度フィルム。新設計の感光層の特性によりラチチュードを広げることで露光オーバー時でも色をクリアに再現。ニュースーパーユニフォームファイングレイン技術を採用し、感光効率を高める事で優れた粒状性を実現。


■Kodak ULTRAMAX400

ULTRAMAX400、桜
Nikon F3, Ai Nikkor 24mm F2.8

上の桜の1枚は、「ヨドバシカメラ」さんに現像をお願いしたものです。このときはあまりの全体的な青さにびっくりして、思わず記事を書きました。
関連記事:【作例あり】Kodak ULTRAMAX 400、ほんとに青かった
↑に当時掲載した写真と同じロールからの写真なのですが、ちょっと雰囲気が違うような気も。

次は一眼ではなく、コンパクトなハーフサイズカメラを使った写真を。

ULTRAMAX400、空、日差し
Olympus PEN EE-3

上の2枚と、この下の夕焼けの1枚は「カメラのキタムラ」さんに現像をお願いしたものです。すっきり清涼感のある青も、夕焼けグラデーションも、好き。周辺減光の感じも自然で好きかも。

ULTRAMAX400、夕焼け
Olympus PEN EE-3

最寄りのキタムラさんはハーフサイズカメラの2コマ1画像データ化も、1コマ1画像データ化もどちらも対応していただけるのでありがたい。(大抵2コマ1画像をお願いします。偶然の組み合わせにきゅんとしたいから!たとえ画像のサイドがちょっと切れてしまっても!)

ULTRAMAX400はなんとなく「青」が強烈なイメージを持っていたのですが、空を撮るとその個性がより生かされる気がしました。ISO400で、夕方でも安心して使えるのがうれしい。

35mmカラーネガフィルム36枚撮り、ISO400、コダック独自の粒子技術とケミカル技術により、光を効率よく吸収します。ラチチュードが広くなり、明るい部屋はもちろん、室内・夜でもキレイに撮れます。


■Kodak GOLD200

GOLD200、白樺
Nikon F3、Auto Nikkor 50mm F2

上の白樺と、下の枝垂桜の写真は「山本写真機店」さんに現像をお願いしました。あの「#ヤマプリ」で大人気の写真機店さんです。
関連記事:【作例あり】憧れの山本写真機店さんに現像をお願いしてみた話!|#ヤマプリ

GOLD200、枝垂桜
Nikon F3、Auto Nikkor 50mm F2

オーダーは「お任せ」です。淡く切ない春の思い出の色(妄想)。ほかのブログさんでも癖が無いと評されているものを目にしましたが、確かにフィルム自体に色被りしやすい強烈な個性・特徴などはあまりないのかな。

35mmカラーネガフィルム24枚撮り、ISO200、コダック ゴールド 200 フィルムを使うと、様々な明るさの中でも色がそのまま鮮明に表現されます。このフィルムは動きがあまり激しくない被写体の撮影に適しており、室内でも屋外でもいろいろな状況で使えます。


■Kodak ColorPlus200

ColorPlus200、桜、空
Olympus PEN EE-3

こちら、上の桜と空の組み合わせも「山本写真機店」さん現像です。被写体が同じでも、カメラもレンズも、フィルムも違うのでちょっと雰囲気は変わりますね。

正直Kodak GOLD200とColorPlus200の違い、個性があまり分からなかったのですが、カメラ屋さんも同様の感想を抱いているようで納得しました。
外部記事:Kodak GOLD 200 VS ColorPlus 200 撮り比べしてみた!【作例多数】(カメラのナニワさん)

なるほど途上国向け(ColorPlus200)か、そうでないか(GOLD200)ということなのですね。

ULTRAMAX400、桜、夕焼け
Olympus PEN EE-3

次に、上の桜と夕焼けの写真、下の白いお花の木の写真は「フラッシュ楽天市場店」さんにお願いしたものです。ほかの業者さんにお願いした時と違ってデータ化における「補正無し」をお願いしてみました。補正無しがおすすめされていたので。

ULTRAMAX400、花
Olympus PEN EE-3

他の写真がスキャン時にどのくらい補正されているのかはわかりませんが、これはこれで極めてニュートラルな色付けって感じで、データ受け取り後に色を弄るのも楽しかったです。
関連記事:Kodak colorplus200、現像データ色補正ビフォーアフター|春から初夏をハーフサイズカメラで。


おわりに

普段プリントする習慣が無く、現像データはフィルムごとに独立したフォルダにいれてしまっているので、特別動機が無いとバラバラ独立に見ることばかりでした。改めて並べてみてみると、同じような被写体でも全く違った写りをしていてきゅんとします。もちろんまだまだフィルムの個性や現像・データ化自体をいっちょ前に語ることはできないのですが。。。

正直、現像過程においてどんなパラメーターを制御したらどんな結果が得られるのかや、スキャン時にどこまで・どんな補正を行っているのかなど全く存じ上げないので、その辺りの知識を得たいなあとも思いました。

これからも自分なりに、初心者なりにフィルムを楽しんでいきます。
ご覧いただきありがとうございました!