出張時のカメラ事情
みなさんお久しぶりです、みずです。ご覧頂きありがとうございます。
本業の学業が忙しくて、すっかりブログはご無沙汰になってしまいました。大好きなカメラにもなかなか触れない日々でした。年末でちょっとだけ時間が生まれたので、2022年の振り返りも兼ねた記事を書いてみます。
みなさんはお仕事の出張のときに、自分のカメラを持っていきますか?わたしの場合、出張の際は、荷物をなるべくコンパクトにまとめたいため、なかなか一眼カメラを持っていくことはありません。どうしても本体ボディ+レンズでかさばってしまううえに、「なんであのレンズをもってこなかったの、わたし!」と後悔したくないために、レンズ2本目を持っていこうかななんて欲が出てしまうためです。笑
Rollei35で撮影、伊丹空港にて |
そしてさらに、もしも持っていってしまったら、ちゃんと構図を決めて写真を撮りたいと考えるのは間違いないので、同行者を待たせてしまう可能性も生じます。最近はスマホでも十分すぎるくらいきれいな写真は撮れますから、出張同行者との写真を撮ったり、それをシェアしたりするぶんには本格カメラはいらない時代とは思います。でも、それでも。カメラを趣味とする者として、やっぱりカメラを連れて行かないのは…ね、寂しいですよね。そこで、コンパクトフィルムカメラを持っていくのはどうですか!っていうご提案です。
ちなみに、今回の記事の写真はすべてカメスズさんに現像・データ化していただきました。
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撮って、すぐ次に行けるフィルムカメラ
現代のカメラ、あるいはスマホは、電子ビューファインダーやモニターのおかげで、撮影結果がある程度わかります。撮影結果もすぐさま表示できます。そのため、ちょっと撮影結果がイマイチだったときに、あと1枚!って未練がましくシャッターを切ってしまう自分がいます。
でもフィルムカメラは、結果は自分の脳内で予想するだけ、1シャッターあたり数十円を考えると同じ場所を何度も撮るのはなあ…って気持ちにもなる。そのため、写真撮りたい!って思う→撮影する→次の行動に移る、までのサイクルを非常に高速にこなすことができます。こういうところが、スケジュールがタイトだったり、行動をともにする相手がそこまで仲良しではない可能性が高い「出張」のシーンにすごくマッチすると思うのです。特にコンパクトフィルムカメラなら、スーツのポケットにちょっと忍ばせることもできますし、設定の自由度が低ければ低いほどシャッターを切るまでの時間を短縮できます。
Rollei35で撮影、宿泊したホテルから見た朝日 |
Rollei35で撮影、東京 大岡山にて |
★飛行機搭乗時のX線保安検査にフィルムを通して大丈夫?
結論からいうと、手荷物としての持ち込みなら問題ないと思います。
出張にフィルムカメラを持っていくに当たり、唯一心配だなと思ったのが飛行機搭乗前にある保安検査にて、フィルムおよびカメラをX線検査機を通さないといけないこと。破損の可能性を考えると預け入れ荷物ではなく手荷物として持ち込むのは必須ですが、ネットで検索すると、感光の心配が指摘されています。小心者&ちょっとものぐさな人間なので、検査の方々の手間を取らせたくない気持ちもあり、今まで「フィルムカメラです」「フィルムです」などと一度も申告せずに、ビシネスリュックのポケットにそのまま突っ込んだ状態、あるいはポケットから出してむき出しの状態で検査機を通過してきました。フィルム装填中のカメラも、撮影済みの未現像フィルムも、未使用フィルムも。その後、現像&スキャンしてもらった写真たちを今回の記事では使用しています。どうですか?全然問題ないと思います。
使用しているフィルムがISO200からISO400と、そこまで高感度というわけでもないのが良かったのかもしれませんし、国際線の事情などはわかりかねますが、少なくとも2022年現在、なんの防御もせずに千歳・羽田・伊丹の保安検査の機械(手荷物用)を通しても、感光などの問題は生じませんでした。
Rollei35で撮影、渋谷にて |
2022年、旅を共にしたフィルムカメラ
今年のわたしの相棒はRollei35でした。コンパクトさ、ルックス、機能性、どれをとっても一級で、わたしの出張旅の思い出に華を添えてくれました。
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道端でフィルム交換するのも、ある種の楽しみ。 |
出張で行く先は、自分の意志に関係なく決められているところのため、もう2度と訪れないかもしれない場所です。その地に住む人からしたら当たり前の景色も、これが最初で最後かもしれない。そう思うとなんだかシャッターを切りたくなるし、現像から上がってきた写真の愛おしさも増します。
Rollei35で撮影、手持ち。 |
フィルム高騰の昨今ではありますが、どうですか?出張のお供に、コンパクトフィルムカメラ!