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2021/09/10

ぐるぐるボケのHELIOS 44-2と紅葉|Lightroomプリセットで現像 いろいろ比較

event_note9/10/2021 editBy mizu

ぐるぐるボケが楽しいHELIOS 44-2 で楽しむ紅葉撮影

こんにちは、みず(@mizucamera_)です。ご覧いただきありがとうございます。

Helios 44-2 紅葉

まず今回の企画の趣旨のお話から。(写真が気になる方は読み飛ばしていただいてOKです!笑)

夏がおわり、もうすぐ紅葉が楽しみな季節がやってきますね。とはいえこのご時世、撮影のために出かけることはしないとは思いますが、、、そんなことを考えながら過去の写真フォルダを眺めていたら、もう手放してしまったHELIOS 44-2で撮影した紅葉の写真たちを見つけました。

関連記事:【作例あり】HELIOS 44-2|ふわふわな世界観を写せるレンズ(を手放した話)

それと同時に、最近「Lightroomのプリセット」が気になっていたことを思い出しました。Adobe Lightroom には、いわゆるエモい感じ?の色味にできるプリセットがあらかじめ用意されています。撮って出しが多いわたしがLightroomを使うときは、誰かに渡す写真データをよりよくしたいとかの明確な目的があるときのみで、普段の撮影データに対してはほとんど使ったことがありませんでした。そして誰かに渡す写真は基本的にスタンダードな雰囲気の現像ばかりで、遊び心のある色味に現像することはありません。。。

そこで今回、HELIOS 44-2で撮影したオールドレンズ風味あふれる紅葉写真に対して、Lightroomのプリセットを使って現像してみることにしましたっ

これらの写真は2018年に 使用ボディ:SONY α6000で撮影したものです。当時なんとなくJPG+RAWで撮影していたので、数年後の今改めてRAW現像して遊ぶことができています。過去のわたしぐっじょぶ!


■Adobe Lightroom プリセットの適用方法

Lightroomプリセット適用
Adobe Lightroom

Lightroom のプリセットってなんぞ?という方もいらっしゃるかもしれないので、念のため。Lightroom(わたしはclassicではない方を使っています)で写真のデータを読みこんだのちに、右側の編集→プリセット を選ぶと、プリインストールされているプリセットの一覧が出てきます。それぞれプリセットの名前をクリックすることにより、写真に対して瞬時にプリセットを適用できます。クリックせずに、プリセット名にカーソルを置くだけでプリセットを適用したときの色味を観ることもできます。

※ここからお見せする写真たちは、基本的にプリセットを適用するのみで、追加でパラメータは弄っていません。それぞれの写真たちに対して、わたし的に一番しっくりくるものを選びました。


●アンティークっぽい色味

それぞれの写真の下に記載しているのが、適用したプリセットの名前です。

Helios 44-2 紅葉ターコイズとレッド
ターコイズとレッド

ふわっとしたフレアと虹色ゴースト。「オールドレンズらしい」って表現は、賛否両論でしょうか。温かみのある色味になりました。

Helios 44-2 紅葉ビンテージインスタント
ビンテージインスタント

そして、ぐるぐるボケも特徴的なのがこのレンズです。この写真は結構分かりやすいかも。

Helios 44-2 紅葉TR03
TR03

遠景。もうちょっと絞ってもよかったかな。

Helios 44-2 紅葉TR02
TR02



●すっきりしゃっきりした色味

Helios 44-2 紅葉TR08
TR08

後ろのボケはちょっとざわざわとした感じかなあ。前ボケはほわんほわん♪
きりっとした色味でけっこうすき。

Helios 44-2 紅葉TR04
TR04

半分だけ紅くなっているのが面白くてシャッターを切りました。背景の池がきらきらな玉ボケになりました。

Helios 44-2 紅葉寒色系のシャドウと暖色系のハイライト
寒色系のシャドウと暖色系のハイライト

光条もなかなかきれい。ちょっとしっかりしたゴーストが目立ちますが。。。



●モノクロ

Helios 44-2 紅葉TR07
TR07

モノクロの色味の感じ、柔らかめか硬めか以外にどう表現していいのかなあ、むずかしい。



■テーマ:旅行 TRXX 系を比較!

今回いろいろとプリセットを適用している過程で、「テーマ:旅行」のシリーズに好みのものが多いことが分かりました。他のシリーズ(例えば スタイル:シネマティック)のように色を極端に転ばせすぎていないけど、ちょっと派手さのあるこっくりした色味。すき。

そこで、テーマ:旅行の中で、すぐ上に掲載したモノクロのTR07以外、TR01~TR06とTR08~TR10をおなじRAW画像に対して適用してみました。せっかくHELIOS44-2特集でもあるので、ぐるぐるボケが分かりやすい写真をチョイスしました!

LightroomプリセットTR01 TR02 TR03
TR01, TR02, TR03

LightroomプリセットTR04 TR05 TR06
TR04, TR05, TR06

LightroomプリセットTR08 TR09 TR10
TR08, TR09, TR10

クールな寒色系も、暖色に転んだ色味も、どちらもなかなかいい味だしてくれますね。元は同じ画像でもTR01とTR10をあてると全然雰囲気が違って、どちらもいい感じ。

ちょっとだけ味付け濃いめな気もしますが、プリセットのそのまま適用でもなかなか楽しく現像できることが分かりました。ここ最近は富士フィルム機で撮影前にパラメータ調整→jpg撮って出しが多いですが、たまのRAW現像も楽しいなあと、再発見でした。

HELIOS 44-2の描写の面白さと、Lightroomプリセットの面白さが伝わっていれば幸いです。

それではご覧いただきありがとうございました!よければもうひと記事お読みいただけたら嬉しいです!( *´`)