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2021/06/18

【作例あり】ほどほど予算で色々撮れる!Eマウントレンズの選び方|APS-C用 Eマウント歴5年ユーザーの実例

event_note6/18/2021 editBy mizu

比較的お手頃価格なおすすめ交換レンズ!


Eマウントレンズ、増殖してますか?

SONYフルサイズEマウントが花盛りの中、あるいはVLOGCAMが人気の中で、APS-Cフォーマットであるα6100/α6400/α6600といったα6000番台のミラーレスを選ぶ人は、数十万の予算を用意するほどではないけれど、レンズ交換式カメラを楽しみたい!って人だと思います。

実際問題、スマホカメラからミラーレスにステップアップしてみたい!なんていうときに、いきなり十数万のボディ+十数万のレンズを購入するっていうのはなかなか勇気の必要なことですよね。また、動画目的で無いのであれば、流行っているからといってあえてレンズ交換不可のVlog用カメラを選ぶのもなあ...って感じ。

そんな心の隙間を埋めてくれるのがα6000番台のAPS-Cミラーレスだと思います!

フルサイズEマウントレンズと比べると交換レンズの価格も手を出しやすいものが多く「レンズ交換式」を試してみるのにうってつけかと。わたしも初めてのミラーレスはα5000(すでに終売)で、その後α6000(これも最近終売)に買い換え、APS-CのEマウントをトータル5年ほど使ってきました

今回は、せっかくレンズ交換式のカメラを手に入れたからレンズを買ってみたい!でもそこまでコストはかけたくない...という人向けに、わたしのレンズ遍歴&作例を晒して、次の1本、2本の参考になればなあと思って書いてみます。この辺のレンズ選びには人それぞれの思想が出ると思うのですが、わたしのスタンスとしては、「ほどほどの投資で、そこそこ色々撮れる」を目指して選んできました。コスト重視なのでフルサイズへのステップアップは視野に入れておらず、すべてAPS-C専用レンズです。ではご覧ください!

※なお、以下の作例は2017~2019年頃に撮影したものです。

◎高倍率ズーム★タムロン 18-200mm F/3.5-6.3 Di III VC(or E 18-200mm F3.5-6.3 OSS)

35mm判換算焦点距離:28-310mm
最短撮影距離:0.5m
最大撮影倍率:1:3.7
フィルター径:φ62mm
質量:約460g
※手振れ補正アリ!

いわゆる便利ズーム、意外とコンパクト、最短撮影距離が短めなので簡易マクロっぽくも使える、(今回は掲載できませんでしたが)ちょっとしたスポーツ撮影にも耐えられなくもない。タムロン製を購入しましたが、どうやらSONY SEL18200と中身はほぼ変わらないらしい(OEM製品)ので、外観の好みや価格で選んじゃっていいと思います!発売から結構時間が経っているので、コスト重視で中古品を選ぶのもアリかもしれません。

タムロン 18-200mm F/3.5-6.3 Di III VC、北海道、風景
広角側を使えば、風景もいい感じ

タムロン 18-200mm F/3.5-6.3 Di III VC、飛行機、夕日

タムロン 18-200mm F/3.5-6.3 Di III VC、ライオン、レッサーパンダ
望遠側は動物園でも活躍。トリミング無しでもこの迫力で撮れました
タムロン 18-200mm F/3.5-6.3 Di III VC、わかさぎ、たんぽぽ
ちょっとマクロっぽい使い方もできて、マルチに活躍

◎50mm単焦点★E 50mm F1.8 OSS(SEL50F18)

35mm判換算焦点距離:75mm
最短撮影距離:0.39m
最大撮影倍率:0.16倍
フィルター径:φ49mm
質量:約202g(そこそこ軽い!)
※手振れ補正アリ!

初めての単焦点がこれでした。背景ボケ感、一眼っぽさを体感するにはやはりF値小さめのものが楽しいですね。注意事項としては、「50 mm」はAPS-Cセンサーのボディで使うと、35mmフルサイズ換算で「75mm」になるので、ちょっと中望遠になります。ぼーっと集中してみているときの視野くらい。狭く感じる人もいると思うので、30mm程度のレンズ(E 35mm F1.8 OSS)を選んでおくのもいいかもしれません。キットのズームを使って、どのあたりの画角が自分好みかを確かめるのがおすすめです。

E 50mm F1.8 OSS、ゆり、鉛筆
被写体を意外と大きく映せます
E 50mm F1.8 OSS、時計、花
前ボケや後ろボケを生かして、風景やお花のテーブルフォトにも
E 50mm F1.8 OSS、猫
オートフォーカスもよく効くので、動物も

ねこちゃんもばっちりふわふわに撮れます。


◎マクロレンズ★Macro E 30mm F3.5 (SEL30M35/等倍マクロ)

35mm判換算焦点距離:45mm
最短撮影距離:0.095m(レンズ先端ぎりぎりから撮れちゃう!)
最大撮影倍率:1.0倍
フィルター径:φ49mm
質量:約138g(軽い!)
※手振れ補正無し

レンズ先端ギリギリから撮れるので、「どこまで離れればピント合うのかな…?」みたいなことを心配することなく、撮りたい場所から撮ることができるので扱いやすいです。一方、手振れ補正は付いていないので、脇をしっかり締めてブレないように気を付ける必要がありますね。F3.5のためちょっと暗めのレンズではあるのですが、ISO感度をちょっと上げてあげれば部屋の中でも問題なく撮れます。料理や小物、植物など、どちらかというと近くにあるものを楽しく撮れるレンズだなあと思っています。

Macro E 30mm F3.5、ケーキ、小物
オートフォーカスがちょっと迷いがちなので、テーブルフォトや商品撮影に愛用

この30 mmマクロ×α6000×ミニ三脚&セルフタイマー の組み合わせで撮影した実験装置の写真は、研究論文にも使いました。そのくらいちゃんと、必要十分な画像が撮れます。


キットレンズは必要か?

キットレンズ付きを買うか、ボディのみを買ってレンズを買い足すか迷う人もいるかもしれません。初めてのミラーレスであれば、キットレンズ(ダブルズームだと望遠ズームの方を持て余す可能性が高いのでパワーズームか高倍率ズーム)付きのものを買ってみてもいいとは思っています。初めてだと中古レンズ選びの基準もあまり分からないと思うので、いい店員さんに当たらないとモノ選びに失敗してしまうかもしれないし...。とりあえずキットレンズでいろいろなものを撮影してみて、自分はどのくらいの焦点距離が好きなのかを探してみる→より楽しみたい焦点の単焦点レンズを買ってみる→たまに欲しくなる望遠域は便利ズームでカバー、って流れでわたしは育ちました。

ただ、キットレンズは中古カメラ店への売却数が多いと思いますので、中古品でよければ格安で手に入る可能性も高いです。カメラの分かる友人に中古カメラ店についてきてもらって、中古で買ってみるのも一つの手かもしれません。

なお、みず的にはボディにお金を投入しすぎてレンズを1本(キットレンズだけとか)で済ませるくらいなら、ボディを若干お手頃価格のものにしてレンズ複数買ってみた方が、よりミラーレスカメラを楽しめるんじゃないかなと思っています。

今回ご紹介したレンズは、どれも発売からちょっと日がたっていることもあり、価格面でこなれてきているので、クオリティの割にお試ししてみやすいと思います!歴5年の割に少ないと思った方...これが金欠学生のなんとか手の届くレンズのリアルです!笑

ご覧いただきありがとうございました。それではみなさん、よきミラーレスライフを(*''*)